About FMA

次世代に受け継がれる建築は、前見建築計画にお任せください

前見建築計画/FMA(一級建築士事務所)は、東京都小金井市(最寄り駅:JR中央線,武蔵小金井駅)の建築設計事務所です。
様々な構造、用途、省エネ基準に対応した環境と調和し機能性と美しさを兼ね備えた次世代に受け継がれる「これからの建築」をお届けいたします。
建築設計のご依頼・ご相談などお気軽にお問い合わせください。

大郷の曲り家内観

Philosophy

これからの時代の建築を考えるポイント

かつて建築の歴史性と役割…は確かにあった

建築は、古代エジプトのピラミッドからギリシアやローマの神殿、ビザンティンやゴシックの壮大な教会建築、ルネサンスやバロックの豪華な建築様式、アール・ヌーヴォーの曲線美、モダニズムの機能的デザイン、そして現在のポストモダニズムに至るまで、社会情勢や時代の変化を嗅ぎ取った作家たちによって、ときに具体的にときに抽象的に、多様な様式を発明し役割を持って進化・普及し、各時代の文化や社会を反映し、人々の生活や時の権威の象徴として重要な役割を果たしてきました。

永く愛される建築の意味を更新する

これからの時代においても建築の重要性は変わりません。しかし、その役割は枝葉を伸ばし多様になっています。技術的進歩と環境との調和を図りながら、これまでの歴史的様式とは異なる意味で、永く愛される存在であることが求められます。バイオフィリックデザインやインクルーシブデザインといった新しいアプローチが注目されるのはそのような理由もあります。一方で、現代建築が百花繚乱咲き乱れ出してせいぜい100余年です。急速な発展の裏で、まだ誰も持続可能性や永続性に対して確固たる答えを持ち合わせていないと言っても過言ではありません。どんな建築物も必ず、計画段階から完成後も時間とともに気候や所有形態などによって変化していきます。適切に管理しながらその価値を都度見直し、再評価し続けることが重要です。

多様な方法論を活かし価値を高める

デザインアプローチが多様になったからと言って、建築史に残るような新しい様式が生まれるとは限りません。複雑で多様な時代、個々人が欲する建築へのイメージも多様化しています。言ってみれば「トレンドのない時代」を映し出しています。それは様式が生まれにくいことの裏返しです。それでも日本の場合、高度経済成長からスクラップ・アンド・ビルドが進み、そこに少子高齢化が訪れ、これまで建てた「建築余り」から空き家も増えました。石積みが多い国ではない木の建物が多い国の出来事です。そこでリフォームブームも起きました。近年はそれ以上のリノベーションや用途変更などが馴染のある言葉として浸透しました。表面上の着せ替えはなく、骨から健康になろうとする姿勢といえます。今ある建物をもっと安全安心に利用し続けたい、永く残したいという本能に応える方法です。耐震改修含め新たな価値創造を行う再生建築などがそうです。新築にこだわらず、既存物件に高付加価値を与え、地域の歴史性を上手く更新し、地域にも歓迎される場所づくりを行うなど、まちづくりの延長として有機的に建築物の利活用を考えることは、これからの時代の様式になり得るかもしれません。ハードウエアの様式というよりも、法制度や方法論のようなソフトウェアに新しさを求める動きかもしれません。新築で意匠的な様式を発明するだけではなく、従来の様々な手法を見直し改良しながら、暮らしやすさを追求するような態度で新しい関係性を生み出すことが一層大切になっていくと考えます。

Projects

こ れ か ら の 建 築

前見建築計画フッターロゴ